本拠地のサポーターの熱気が凄い

フィジカル

ヨーロッパサッカーはホームアンドアウェイの差がはっきりとしており、本拠地では絶対に負けられない戦いが展開されます。老若男女問わず幅広い層のサポーターが集い、郷土の威信をかけて試合も応援もヒートアップします。

その空気は試合内容にも大きな影響を与え、だらしない試合をしてしまった時には味方のサポーターからも容赦ないブーイングが起こるのはもちろんのこと余裕の得点差でリードして無難に試合を終わらせようとした時には、こういう時こそ攻撃的なサッカーでもう1点獲りに行けと言わんばかりにまたしてもブーイングが起こります。

一方の対戦相手となるアウェイのクラブはそのような空気に押され、本拠地のクラブが大きく力の差がある相手だった場合ははじめから勝利をあきらめ、城壁を表わすカテナチオという全員が守備に回るという戦術を執り、引き分けどころか最少失点での負けすら狙いに行くという逃げの作戦に出る事もあるほどです。レフェリーも人の子で、そのような会場の空気に呑まれホームタウンデシジョンと言われるような本拠地チームに有利と思えるような判定を下してしまう事も少なくありません。

ヨーロッパサッカーでは選手の個々の優れた能力や高度な戦術などの実力の部分だけではなく、サポーターの熱気も試合結果に大きな影響を与え続けています。

サポーターと地域密着

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ヨーロッパサッカーはサポーターの心理をくすぐることで成り立っています。つまり地域に密着した経営が出来ているところが世界で一番ともいわれるリーグを作れている要因となっているといってもいいでしょう。

サッカーが日常に密接に関係しているところがあるのです。新聞や報道は毎日のように選手の情報を流しています。試合は勿論の事、練習の情報も流れているのでサポーターは毎日サッカーの情報と一緒になって暮らしをしていることになります。これがヨーロッパサッカーの強さを引き出していることになっているのでしょう。サポーターの心理は如実に強さに反映されるようになっています。

サポーターという言葉が示すように、彼らは自分たちを12番目の選手のように考える人たちでもあります。ですから、その心理はとても大きな力となって選手たちに働きかけることになるわけです。簡単に言うと期待がかけられるということになるわけですが、この期待は選手にとっては大きな動機づけとなります。

人は人から期待されることでより大きな力を得ることが出来るのです。その期待に応えようとしてさまざまな努力もするようになるので、ヨーロッパサッカーは世界で最も強いともいわれるまでになったのです。